こんばんは。まよなかゆうとです。
今回は生活必需品のなかでも高額な家電製品を、できるだけ安く購入する方法を
家電量販店で11年働いた経験からみなさんにお伝えしようと思います。
家電量販店(リアル店舗)とネット(Amazon等)どっちがオトク?
ずいぶん前からこの比較は続けられていますが、正直どちらが間違いなくオススメ!
とは言い切れないです。
例えば、価格はネットの方がおおむね安いけど、リアル店舗は購入後保障や人的サービスが豊富
といったメリット・デメリットがどちらにもあるので、
できればどちらも活用し、下の記事を参考に検討してもらえたらと思います。
1.事前調査
まずは欲しいと思っている商品を調べましょう。
商品がまだ決まっていない(空気清浄機が欲しいけどどれか決めていない等)場合は、
3点ぐらいまでに絞ってチェックしておいた方がいいかもです。
最安値だと「価格.COM」ですが、それだと確かに最安値にはなるものの、ほぼ聞いたことがない
店舗だったりネット専用店舗だったりするので(ネット専用店舗だと問い合わせや返品時に苦労するかもです)、僕は「楽天市場」、「Amazon」、「Yahooショッピング」で同商品を検索し、
口コミと価格帯を調べます。(すぐ見返せるようにお気に入りに入れておくと便利!)
それでだいたいネットショッピングの価格帯が分かるので、リアル店舗とどれだけ差があるか
すぐに分かります。
2.いざ家電量販店へ
事前調査が済んだら、家電量販店へ向かいましょう。
ここでは、買いに行く時期、どのレベルを選ぶかなど解説します。
2-1.いつ行くのか
僕がオススメしたいのが、「月の中旬~下旬の土日祝」と「雨の日」、それと「閉店1時間~30分前」です。
家電量販店の販売員はもれなく全員販売目標がノルマとして課せられています。
それも前年対比で予算が組まれるため、何か特需(前年の夏が暑くエアコンが売れまくった等)が
あった次の年なんて地獄です(笑)
その販売目標ですが、年間目標から月間、週間、1日と割り振っていくため、
毎日目標をクリアできず負債がたまっていくと、月の下旬に来る「土日祝」は
負債を返せる絶好のチャンス!
販売員として何がなんでも買ってもらいたい!と思っているので、値引きの相談には
応じやすい傾向にあります。
また、「雨の日」は単純に客足が遠のくため、数少ない来てくれたお客さんが勝負所となるわけです。
個人的にオススメなのが、「閉店1時間~30分前」。
すでにその日の目標を達成していたり、やる気がない販売員だと難しいですが、
その時間になると、だいたい目標達成率90~95%であとちょい足りない!という状態の
販売員であふれかえります(笑)
そうなると、通常は無理な価格相談でも、通ることが結構あります。
(僕も「これを買ってもらえたら達成なのでここまで値引きしていいですか?」と
店長によく相談しに行ったました)
少しバクチですが、試してみる価値は大いにありますよ!
2-2.どのレベル(新製品、型落ち、定番など)にするのか
誰しも新製品が欲しいのは当然だと思いますが、安く買うためには「型落ち」を狙うのが得策です。
3~4年前の型落ちならまだしも、一個前の型落ちであれば、ほぼ能力は変わりません。
メーカーも新製品を発売するノルマがあるので、少し機能を付け加えただけの「202〇年度版」として
売り出すしているだけで、家庭で使う分には申し分ない機能が備わっているハズです。
僕も、接客時に「新製品はほとんど値引きができないんですが、機能がほぼ一緒の型落ちなら
値引きも可能ですよ」とお伝えし、喜ばれていました。
2-3.どこの店へ行くのか
これはみなさん馴染みのお店でいいと思いますが、強いて言うなら近くに競合店が2~3店ある
お店がいいかもしれません。
競合店が近くにあると、お客さんを取られまいと「他より安くしますよ」という値段だけを
売りにする販売員が結構います。
ただ、僕個人としては、価格のみで接客する販売員はお客さんを大事にする意識が乏しく、
長い目で見ると、結果的に損をする気がするので、店の雰囲気、販売員の人間性で決めた方が
いいかなあと思います。
3.販売員と価格相談
家電量販店の実物を見たり、販売員に聞いて商品が決まったら、価格の相談をしましょう。
3-1.コミュニケーション
まず大前提として、販売員も人間です。
プロとして対応してくれると思いますが、あまりに横暴な「で、いくら負けてくれるん?」という
スタンスだと、まず希望の金額は引き出せません。
商品の説明を聞いたり、少しコミュニケーションを取ることで、価格相談に持っていきやすくなります。
3-2.ネットで調べた価格を伝える
次にネットの価格を伝えて交渉するんですが、ここで重要なのは「ネットと同じ価格になりますか?」
と言い過ぎないこと。
家電量販店の価格には、人件費、光熱費、家賃、etcが乗っかっており、なかなか合わせることが
むずかしいところ。(量販店自体のネットショップだと話は別ですが)
そこで織り交ぜていくのが「ポイント」と「他商品のセット」です。
具体的には、
あなた「ネットではこの価格なんですけど・・・近い金額にできたりします?」
販売員「なるほど~ここまではさすがに厳しくて・・・ここまで(金額提示)なら・・」
あなた「ん~じゃあポイント付与とかでどうですか?だめならこれ(目をつけていた他の商品)を
付けてくれるとか!
販売員「分かりました!少し上のものと相談してきます!」
・・・まあここまでサクサクは進まないと思いますが(笑)
ポイント付与だと店の値引き率に影響は無く、店側もやりやすいという側面があります。
うまくココを活用して実質金額をネット価格に近付けましょう。
3-3.最後の一押し!オプション品をねだってみる
価格相談が済んだらあとは買うだけ!
・・・ではなく最後の一押しでオプション品をおねだりしましょう!
家電量販店には、各メーカーから提供された試供品やサービス品が数多くストックされています。
例えば、SDカード、録画用DVD/BD、プリンターインク、おもちゃ、生活用品などです。
販売員によっては自ら持ってくる人もいますが、(僕もあって困らなさそうなものを袋につめて渡していました(笑))必ず忘れずにおねだりしちゃいましょう。
4.家電量販店で買うデメリット
家電量販店では、店が売りたいものとお客さんが買いたいものが一致しないことがあります。
それは、各メーカーと量販店が「販売数に応じてメーカーからインセンティブ(報奨金)が出る」
契約を結んでいるから。
つまり、あなたはAの商品が欲しくて相談しているのに、店側(販売員)はBの商品に
振り替えようとしてくるのです。
他にもインターネットの乗り換えなどいろいろ勧められるので、断り切れない方は、
ネットショッピング購入するのもいいかもしれません。
以上、元販売員が教える【家電を安く買う方法】でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。